こんにちは!
TOSEC24羽咋営業所 営業課の大石です。
毎日暑い日が続いていますが、体調はいかがですか?
この時期は外気温度と室内温度の差がとても大きく、自律神経のバランスが乱れて体調を崩してしまうことがあるようです。
バランスのとれた食事を心がけ、しっかり睡眠をとって、この暑い夏を乗り切りましょう!!
さて、今回は救急救命についてお話したいと思います。
早速ですが、
「目の前で人が倒れた」
「人が倒れている」
「負傷した人がいる」
皆さんならどうしますか?
きっと119番通報して救急車を呼びますよね。
でも、それだけでは十分ではないことはお分かりだと思います。
まず、周囲の安全を確認する。もしくは安全を確保する。
倒れるところを見た場合は、「どのように倒れ込んだのか」、「頭部などどこかを強打しなかったか」
人が倒れている場合、「意識はあるか」、「呼吸をしているか」、「外傷はないか」、「出血はないか」
意識がない場合は、近くにいる人に協力を仰ぎ、AEDを持ってきてもらうと同時に自信が119番通報し、救急隊が到着するまでの間、周囲の人たちと協力して胸骨圧迫、AEDによる救命処置を行う。
他にも出血している場合や骨折している場合など様々なケースがありますが、大切なことは救急車を呼ぶとともに、
応急手当を行うことが重要であるということです。
応急手当の重要性について書かれたものがこちらです▼(東京消防庁)
当社の以前のブログです。
【AEDの重要性】救える命の大切さ!▼
現在、コロナウイルス感染症が蔓延しており、応急処置をすることはとても大変なことだと思いますが、
感染防止対策を取りながら応急処置を行う方法が載っていましたので紹介します▼(東京消防庁)
散々、応急手当が重要だとお伝えしてきましたが、
実は………
ここからが今回の本題になります!!
私は以前、複合商業施設で管理の仕事をしていた際、防火・防災、消防に関する全般の業務を担当しており、傷病者の対応も担っていました。
複合商業施設の周辺には総合病院が二つあり、他の医療機関も多く、それらに通院されている患者さんも多く利用されていたということもあって、
年間に十数件の救急搬送がありました。
ほとんどが軽微な症状によるものでしたが、中には意識を失って倒れ込んだり、下りエスカレーターで転倒して大量に出血しているケースなど、
色々な事案がありました。
この様に色々なケースがある中で、いち早く状況を把握し、迅速に119番通報と応急手当を行い、救急隊へ状況を正しく説明して引き継ぐという事を重視しながら業務に当たっていました。
救急隊は現場に到着後、救急隊長が隊員に対し指示を出します。
ある日、隊長の指示の中に「サンプル取って」という言葉が聞こえてきました。いつも聞いていたのかもしれませんが、その日は救急隊への引継ぎも
スムーズに行えたこともあってか、その「サンプル」という言葉が気になり調べてみたところ以下のようなものでした。
SAMPLE=病歴聴取
S=sign 症状
A=allergy アレルギーの有無
M=medication 今通院しているか。飲んでいる薬は。
P=past medical history 既往歴。今までの病気・手術。
L=last meal 最後にいつ何を飲食したか。
E=event 出来事。何が起きたのか。
病歴聴取のことで、それぞれの英語の頭文字を取り「サンプル」と言われています。
そうか!
「応急手当はとても大事だし、救急隊が迅速に処置を行えるようにすることも大事だ!!」
と考え、傷病者の対応が誰にでも出来るようにしようと、救急対応マニュアルの見直しを行うとともに、救急隊が聴取することを予め聴き取り出来るよう、所管の消防署と協議をしながら作成したものが、「傷病者質問票」というものでした。
その内容がこちらです▼
【傷病者質問票】
■ 氏名、住所、生年月日、年齢、性別
■ いつ(何時に)、どこで、どのようなことが起きたか
■ どのような症状か
※ 記入欄とともに全身の前、後ろの絵も載せておく(負傷箇所に○を付け、強打、裂傷、出血(例)などと書き込めるように)
■ 現在、通院しているか (何の病気・どこの病院)
■ 現在、薬を服用しているか(何の薬)
■ アレルギーの有無
■ 最後に飲食したのはいつか(何を飲食したか)
■ 現在、妊娠しているか(女性)
少しでも情報があることにより、救急隊が迅速に処置を行うことができ、少しでも早く病院を目指すことが出来ます。
聴ける範囲で良いと思いますので、皆さんも応急処置とともに、この「SAMPLE」を覚えて頂いておくことで、
いざという時に役立ててもらえたらと思います!!
TOSEC24では、AEDのレンタル、販売も行っています。
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