TOSEC24セキュリティプランナーの上田です!
コロナウイルスに伴う石川県の緊急自体宣言が解除され、
少し光が見えてきた所ですが、第2波の懸念がありまだまだ油断が出来ませんね。。。
皆様のご健康とご安全をこころよりお祈りいたします。
「Withコロナ」との表現もされていますが、
コロナウイルスも含め、今後こうした危機がやってこないとも限らず、
今までの生活を大きく変化させる必要性が求められてきています。
個人的には、良いも悪いも既存の価値観の見る角度が変わり
見直された価値観と、新しく生まれてくる価値観によって、
より安全で活気ある新しい社会になってくれることを期待しています。
さて、本日は町の至る所で見かける
「防犯カメラ」のお話です。
リモートワークを推奨される企業様が増える中、
離れたところからの目として、防犯カメラを設置される方も増えているようです。
ひとくちに防犯カメラといっても、
従来の物から、人工知能を搭載した動体検知や個人を識別するものなど
機能や用途、金額に至るまで様々あります。
細かく掘っていくとキリがないので、
今回は最近ネットにもよく出てくる
“クラウドカメラ”
と従来通りの防犯カメラ
“ローカルカメラ”
を比較した内容に絞って説明していきます。
今後、防犯カメラの設置を検討される方は、是非参考にして頂けると幸いです!
▼
▼
▼
それでは!
まずは「ローカルカメラ」について説明致します!
こちらは従来通りのカメラシステムなのでなんとなく想像できるかと思います。
①カメラで撮影された映像は ②配線によって記録媒体(HDDレコーダーやSDカード)に運ばれ、記録されます。 ③記録媒体内の映像はモニターや、スマートフォンにて視聴する事が出来る。 |
ざっくりこんなところでしょうか。
記録できる日数は画質・カメラ台数などで変わりますが、
カメラ1台、一般的な設定(人の顔が判別でき、ある程度滑らかな映像)で
4TBのHDDだと約3カ月強
128GBのSDカードだと約3日弱
が目安です。
価格帯は性能やメーカーによってピン切ですし、
どこに取り付けるかなどによって工事費用なども変わります。
イメージとしては
日本製は高価なものの高品質・低故障率で、サポートが充実。安心して使用できる。
韓国製の物も品質的に非常に優れており、日本製の物より安価。
が、どちらも金額は中国製のものと比べると高価な印象です。
中国製は故障や初期不良など、ごくたまに見受けられますが、
最近は性能も向上しており、更に非常に安価。
ちなみに現在世界シェアNo.1は中国です。
台湾メーカーも品質が高く、価格も安い為、人気の様です。
こうした国産メーカーと海外メーカーの細かい内容の比較はまた改めて記事にしますね!
ただし、大手通販サイト等で非常に安価で購入できるような
中国製ノーブランドのカメラには注意をした方が良いかと思います。
保証や、取付け工事なども含め代理店を通し購入する事を強くお勧めします。
せっかくカメラを購入しても、
“配線むき出し、
取付けに失敗し天井ボコボコ、
挙句の果てに、一生懸命取り付けたのにすぐに故障”
なんて事があると残念過ぎますよね。。。
そして最近ではAI技術と通信技術の発達により、
顔認識や動体検知など、映像を自動で解析し、犯罪や事故の“予兆”を知らせる事が出来るものも。
ですので、自分にあったもの、使い方を専門の方に相談してから選ばれる方が後から後悔せずに済むかもしれません。
購入方法も一括購入、リースやレンタルなど、都合に合わせたプランを選べるのが良いで所ですね!
▼
▼
▼
続いて!
「クラウドカメラ」についてです!
名前の通りで、
インターネットに接続し、クラウド上に映像を録画するカメラの事です。
クラウドについて詳しくはこちら
https://www.inventobserver.com/tips/post-479.html
ここでは
クラウドとはざっくり「インターネット上の保存領域」とご理解頂ければよいかと思います。
上の図の様に
①カメラで撮影された映像は ②インターネットによってクラウド上に録画され ③インターネットに接続されたPCやスマートフォンにて視聴できる |
ざっくりこんな感じです。
大きなメリットとしては、
・記録媒体であるレコーダーを必要としない事。
・大掛かりな工事が不要で手軽に導入ができる事。
前述したローカルカメラ同様にスマートフォンでの視聴が可能な為、
外出先でも視聴が可能!というかそうした利用がメインになるかと思います。
防犯カメラ機器の中でも最も消耗の激しい部分であるレコーダーのメンテナンスが不要になり、
そしてネット回線のみで利用できるため、今までレコーダーの設置が困難であった場所(工事現場など)でも利用が可能になりました。
5G回線と共に今後主流になっていく事が十分に予想されます。
そして「ローカルカメラ」との違いとして
レコーダーの代わりにクラウドを使用するという事。
クラウドカメラの利用者はカメラの購入のほか
「インターネット上の保存領域」を借りなければなりません。
その多くは「録画日数」ごとに借りる事になるでしょう。
例えば
録画日数 7日間 月額1200円
録画日数 14日間 月額1600円
録画日数 30日間 月額2000円
・
・
・
といったイメージで保存できる日数で月額が増えていくイメージです。
つまり、レコーダーを購入する代わりに
インターネット上に「保存領域」を借りなければならないという事になります。
かかる費用として
カメラ(1台2万円~5万円前後)購入のイニシャルコスト
クラウドサービスを使う為の月額ランニングコスト
が必要になります。
ここに関しては
レコーダーを購入しても、少なからずメンテナンス費や数年後に買い替えが必要になる為、どちらの方が都合がいいかは利用者様によって感じ方が変わってくるでしょう。
続いてクラウドカメラのデメリットについても触れていきます。
まずはセキュリティ面です。
インターネット上に録画していく為、クラウドサービスを行っている会社が最新のセキュリティにて強化していてもそれが必ずしも100%とは言い切れないという事。
悪意のあるサイバー攻撃の対象になると、情報の流出やデータの消失が起こるリスクがある事を頭に入れておかなければなりません。
パスワードの定期的な変更や、バックアップなど個人でできる対策を行っていく必要があります。
もちろんWifi環境で使用する場合、Wifiのセキュリティが脆弱であっても同様の危険が考えられます。
そして、2点目
上記の通りインターネット回線を使用する為、回線そのものが低速であった場合、利用が困難な場合がある。
現在、ものによっては映像の遅延なども見られ、遅いものだと20~30秒ほどタイムラグが見られる事もあるそうです。
ここに関しては5G回線の普及によってこれから改善していく思います。
3点目として、
カメラが複数台になると追加の契約が必要になるという事。
例えば上記の「クラウドサービス」の月額料金がカメラ1台に対しての価格だった場合、カメラが増えるとその分追加費用が発生します。
まとめると
手軽に導入可能なクラウドカメラですが、
現状として必ずしもメリットだけという事ではない様です。
ローカルカメラであっても、スマホなどで遠隔で視聴できるものも有る為、
レコーダーの設置場所が確保でき複数台のカメラを現地に設置される予定の方は、
むしろローカルカメラの方がメリットが大きいかもしれません。
もちろんどちらが優れているというわけではなく、
事業形態や使用目的によって、より理想に適うものが変わってくるという事です。
当然TOSEC24でもこうした防犯カメラに関するご相談を日々受け付けております。
もし導入に悩まれている方は是非一度ご相談ください!!
TOSEC24 東洋警備保障株式会社 https://tosec24.jp/
フリーダイヤル 0120-104024
「カメラのブログを見た!」とお伝えください!!
カテゴリー